アメリカ北東部には、アイビーリーグ校のほか、アマーストやスワースモアなど古い歴史と大きな卒業生ネットワークを誇る大学が集中しています。そのため、難関校を狙うニューヨークやボストンの高校生は、他の地方に目を向ける必要をあまり感じてきませんでした。
2018年ごろからトレンドが変わり、北東部の高校生が南部の大学を志望するようになりました。今サイクルでは、ルイジアナ州立大やアラバマ大など、サザンカンファレンス (SEC)加盟校への出願が増えたことが話題となりました。サザンカンファレンスとは、16の大学が参加するカレッジスポーツリーグのことです。(ちなみにアイビーリーグも、もともとはスポーツリーグの名称です。)
なぜ南部の大学に学生が流れているのか。一番大きいのが金銭的な要因。物価の安さは、州立大学の学費の低さに反映されています。さらに、サウスカロライナやジョージアは、州外からの出願者にもメリットスカラシップを提供するので州内生との価格差があまりありません。
もう一つは、SNSで拡散されている大学カルチャーの様子が、高校生の興味を捉えていることです。年中暖かいこと、そしてフットボールなどで盛り上がることなど、南部の大学ならではのキャンパスライフに加え、大学側も積極的に情報を発信しています。
親元を離れるなら、いっそ全く知らない場所で大学生活を始めるのも悪くないでしょう。