デジタルSAT、米国でもデビュー

20243月、アメリカ国内で受けるSATが全面的にオンライン化されました。それに伴い、紙ベースのSATから大きく変わって点がいくつかあります。

  1. ReadingWriting & Language別々だったセクションが、Reading & Writingと一つのセクション(ただし32分づつ2モジュール)になった。
  2. 数学セクション(35分づつ2モジュール)は、どちらのモジュールでも計算機の使用が認められている。
  3. Adaptive testingによって、難易度が異なる初めのモジュールでの回答によって、次のモジュールの難易度が変わる。
  4. Readingの文章が短くなり、各文章に対して1つの質問が出される。
  5. 自分(学校支給も含め)のラップトップやタブレットを会場に持ち込む。自宅での受験はできない。

アメリカでは、ニューヨーク州のRegentsテストなど、すでにデジタル化されています。さらに生徒たちは、一つ前の回答の正誤で次の質問内容が変わるAdaptive testingにも慣れています。そのため、テストアプリについている計算機を使うのに手間取った生徒がいたり、インターネット接続が途切れる問題も起きましたが、大きな混乱はなかったようです。

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