多くの場合、共通テストのスコアは1回目より2回目のほうが改善されます。時間の配分に慣れ、テストの傾向が分かってくるからです。
SATの場合、1回目の数学セクションが満点で、リーディングセクションが650点だったとします。リーディングのスコアを挽回しようと2回目を受けたら、今度は数学セクションが50点下がり750点、リーディングは50点上がって700点だったとします。総合点は1回目も2回目も1450でした。
ところがスーパースコアでは、数学セクションの最高点800点プラスリーディングセクションの最高点750点が選ばれ、総合点1550点、つまり100点伸びたことになります。合格者のSATスコアがアップすることは、統計結果を公表する大学側のメリットにもなります。
ただし、どの大学でもスーパースコアを使うわけではないので、かならず大学のウェブサイトで確認することが大切です。