秋からハイスクールシニアになる皆さんは、「これからの半年で、人生のスタートラインが決まる」といったことを、ガイダンスカウンセラーや保護者から何度も聞かされていることでしょう。
大学アプリケーション準備は、思いのほか時間と手間がかかります。
すでに志望校リストを作った人は、それぞれの大学についてもっと詳しくリサーチしていることでしょう。その間、別の大学が気になってきたり、今まで考えていた分野とまったく違うメジャーに関心がでたりして、リストを作り変えている人も多いでしょう。
大学アプリケーションの過程で、あなたはどんどん成長します。その成長に合わせて志望校を変えることはとても大切です。大学生の80パーセントが、少なくとも1回はメジャーを変えているのが現状なのですから、まだ大学生活を知らないあなたが迷うのは当然です。
夏休みは、志望校についてより深く知るチャンス。学生がいないキャンパスであっても、アドミッションズオフィスはオープンしている大学が多いので、面談の予約を取って出かけるのもよいことです。面談では「夏休みは何をしているの?」と聞かれることがあります。「ぶらぶらしている」と言わなくて済むように、何か自分にとって意義のある活動はしてください。
そして夏休みの間に、パーソナルステートメント(エッセイ)を書く準備をしましょう。これまでの経験を振り返り、自分の価値観をはっきり自覚することが、エッセイを書く準備をする上でもっとも大切なことになります。