今回は、難関校へのアドミッション・プロセスのなかで、どんなときにどんな風にあなたが大学の考えるポジティブなキャラクターだと印象付けたらいいのか、もう少しくわしく見ていきましょう。
その前にひとつ注意してほしいことがあります。
それは、どの大学にも通用する「ポジティブ・キャラクター・リスト」は存在しませんし、大学によっては注目したいことを毎年変える場合があることです。ウェブサイトに明記するCal Techは少数派に属します。
ただ、大学の「ミッション・ステートメント」を読むと、大学がどんな学生を世に送り出したいのか、そのためにはどういう人間を迎え入れたいのか、どんなリソースを使って教育したいのかといった、基本的なことが見えてきます。
さらに大学は、インスタグラムなどでキャンパスの様子をどんどん提供しているので、どんなタイプの学生が大学の授業を盛り上げているのか、以前よりずっと簡単に見えるようになっています。
さて「レジリエンス」のような性格を、どの場面でどうやって大学に伝えたらいいのか。エッセイに書く以外、いくつかの手段があります。例えば先生からの推薦状にあなたのレジリエンスを示すエピソードを入れてもらうのが一つ。アドミッションズ・オフィサーとの面談で、レジリエンスがわかる話をすることもよいでしょう。
ホリスティック・アドミッションを行っている大学では、あなたが主張している「レジリエンス」について、推薦状など他の提出物とどれだけ整合性があるかがチェックされます。
とても主観的なことですが、大学はアドミッションズ・オフィサーが客観的に判断できるようにトレーニングするそうです。