ハイスクールの学年が上がるにつれ、学校でも家庭でも大学進学のことが会話のなかに入ってくることが多くなったと思います。周りから何となく情報が入ってくるうち、興味がわいた大学もあるでしょう。
もしあなたに将来のキャリアについてはっきりした夢があるなら、それを達成するために大学で何を学ぶべきか、具体的に分かっていると思います。
その場合、大学の規模や学部など、自分にとって重要性の高いポイントを手掛かりに、2800以上あるアメリカの「4年制」大学のなかから行ってもいいなと思える大学を30校ぐらいに絞り込むのは、それほど難しくないと思います。
あなたのハイスクールのウェブポータルから入れるNavianceやCollege Boardが提供する大学サーチツールを活用しましょう。スポーツが有名な大学、人種的ダイバーシティなど、自分が4年間暮らすコミュニティを選ぶための基準を考えながらサーチしてください。
行ってもいい大学リストには、合格確率の違う大学(セーフティ、ターゲット、リーチ)がバランスよく含まれていますか。リーチ校の割合が多く、セーフティがゼロの場合、合格が出る確率が下がります。
最終的には、8-15校の入った「志望校リスト」に絞りましょう。コロナ以前の受験生には最大8校とアドバイスしていましたが、15校(もちろん、セーフティも入れて)頑張る生徒も現れています。
その比率は、セーフティ:2-4校、ターゲット:4-7校、リーチ:2-4校、が一般的です。
タイミングとしては、シニア学年が始まる直前のLabor Dayまでに「志望校リスト」の最終版を作るのが理想的です。
難関校をねらう場合、サプリメント・エッセイ対策がありますので、GPAと課外活動のレベルを維持しながら、何校分もエッセイを書くことを覚悟のうえ、大学を選んでください。