ポジティブ・キャラクターは、ただの陽キャラではない!

難関大学アドミッション・オフィスが重視するポイントとして、ポジティブなキャラクター(ポジティブな性格)が上位に挙げられていることは前回お話ししました。

大学にとってのポジティブさは陽気なキャラという意味ではなく、キャンパスにポジティブな影響を与える望ましい学生の特徴という意味です。

「こういう学生に来てほしい」とウェブサイトに明記する大学の代表に、Cal Techがあります。「数学ラブ」の次に「化学と物理への情熱」と。

さすが工科大学だなと感心したら、その次に「人文科学と社会科学のよさを理解し評価する人」も。この大学は理数系の学力だけでなく、問題解決能力など、社会に役立つ思考力も重視することが分かります。

ここまで見るとCal Techは、オールラウンドに勉強ができる人を求めていると思ってしまいます。でも次に来るのが「レジリエンス」(転んでも立ち上がれる力)、そして「協調の精神」なのです。

つまりここまで読んだ限り、Cal Techが理想とするのは、自分の殻にこもって数学の問題を解く天才より、クラスメートと一緒に問題を解決する努力をし、うまくいかないからと途中で投げ出さない人だということが分かります。

Cal Techを志望校に選ぶ前にあなたに出来ることは、

(1)Cal Techの理想と、自分が大学に求める理想は一致しているかを確認すること、

そして(2)自分の性格がCal Techの理想像と重なる部分を選び、強調すること、のふたつがあります。

では次の記事で、ポジティブ・キャラクターをアドミッション・プロセスでどう強調していくのかをお話しします。

参考:Cal Tech

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