大学アドミッションでよく聞く「難関校」(selective colleges)とは、実際のところ何を指しているのでしょう。
これは、大学入試問題のレベルが高すぎて合格するのが大変な大学(日本ではよく聞きますが)ではなく、大学の募集定員の何倍、何十倍も志願者が殺到し、その結果合格率(acceptance rate)が低くなるという大学側の事情を説明したものです。
難関校の定義にはいろいろありますが、合格者数が志願者数の半分ぐらいの大学は難関校と呼ばれます。そのなかでも、志願者の10から20パーセント前後しか合格しない大学は最難関校といわれ、実際の大学数としてはおよそ15校から50校となります。
自分の行きたい大学の合格率って、知る必要があるのでしょうか。
行きたい大学リストを作るとき、全体の合格率が3、4パーセントの大学だけに絞るのは避けたいです。
SATやGPAのスコアがパーフェクトで、課外活動も申し分のない生徒であっても、合格が100パーセント確実ではないのです。(大学側の事情をお読みください。)
合格率が3パーセント(最難関校)の大学だけでなく、他の合格率ブラケットの大学も取り混ぜてリストを作るべきです。(出願校リストについてはこちらの記事をお読みください。)